当院では、急性期疾患を中心とする患者さんを多く診ています。嚥下障害を合併している方も多く、 その原因は多岐に渡ります。 脳血管疾患後の後遺症による嚥下障害から、その他、内科・外科疾患、終末期に起こる嚥下障害まで、患者さんの状態に合わせた評価・訓練を行っています。中でも、嚥下障害により、ペースト食を召し上がる患者さんは、 形が無いことから食欲が低下し、 食事量が落ちる方もいらっしゃいます。嚥下機能の回復を目指すと共に、食べることへのモチベーションを維持させることも非常に重要です。 あいーとは、 そのような患者さんに対しても、 食べる楽しみを提供できるきっかけになりうると考えます。
【病棟患者の情報】
■提供方法
あいーとの試供品を取り寄せ、 患者さんに紹介した。
■あいーとの対象となる食形態
ペースト食
嚥下移行食(当院での嚥下しやすいきざみ食学会分類20132-1∼2-2に相当)
■紹介人数
月に数人程度
■対象者
⃝ペースト食などの病院食が口に合わない方
⃝嚥下機能的にはペースト食∼嚥下移行食レベルだが、 形があるものを楽しみたい方
⃝ペースト食や嚥下移行食で退院される方(退院の際に食事形態の1つとして紹介)
⃝終末期の方で少量しか召し上がれない方
⃝できるだけ普通の食事に近いものを召し上がりたい方(特にご家族からの希望が多い)
■あいーとを提供する場面
STの訓練時間 (主に朝食や昼食時間に合わせて)
■購入方法
ご家族がパンフレット等を利用し、 通販購入した。
■従来の食事と比較して良かった点
【患者さん視点】
⃝ペースト状は、 何を食べているのか想像しにくく、 あいーとは食材の形がそのまま残っているので食欲が増した。
⃝肉、 魚、 野菜などメニューが豊富なので、 食べたいものを自分で選択でき、 食べる喜びを感じることができた。
※ 【 】内は、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類2013(食事)のコード相当
事例【60歳男性末期がん】
がんの進行に伴い、食欲の低下とともに嚥下機能が急速に低下した方。
嚥下機能としては、 ペースト状の食事が望ましい状態であったが、 なかなかペースト状の食事を受け入れられず、 「形のあるものが食べたい」 とおっしゃっていた。
あいーとをご紹介すると、普通の食事に近い見た目で、 なおかつ食べやすいため、食の楽しみを取り戻しながら、 亡くなる直前まで食事を続けることができた。
ペースト食の患者さんへ提供した際の写真例
監修の先生と勤務先の紹介
聖路加国際病院 リハビリテーション科 泉谷聡子先生(言語聴覚士)
当院は、520床の急性期の総合病院であり、集中治療領域から一般病床に加え、緩和ケア病床を有しています。 急性期の脳血管障害、神経筋疾患、がん、廃用症候群(外科術後、内科疾患)など、多岐にわたる原因から嚥下障害となった患者さんが多くいます。私は、言語聴覚士の立場として、医師・看護師・栄養士など、多職種と協力しながら、 嚥下障害へのアプローチを行っています。
さらに、摂食嚥下障害患者ケア検討会を通して症例検討、スキルアップ講習、嚥下食の試食等を行い、そこから得た情報を訓練に活かしています。
お客さまの医療機関・介護施設での「あいーと」の導入をご検討ください。
専門の担当者が、ご相談にもお答えしておりますのでお気軽にご相談ください。
嚥下機能が低下した方はご使用をお控えください
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9:00~17:00 (土・日、祝日、弊社休業日を除く)
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